オルソケラトロジーは、コンタクトレンズを使った視力の矯正法です。
この矯正法は近視が目から入った光を網膜の手前で像として結んでしまう屈折異常のために起こるということに着目し、屈折異常をなくして近視を矯正することを目的として行われています。
オルソケラトロジーで装着することになるコンタクトレンズは近視を矯正する目的でつける通常のものとちがい、睡眠時に装着するものです。
レンズは角膜を固定して正常な形に戻すように作られています。
レンズの中央を平らにすることによって装着時に角膜の表面を引っ張ることができ、目に入った光の屈折率を変化させることが可能となります。
この視力矯正法は、レンズを長期間装着すればするほど効果がアップし、持続しやすくなる傾向にあります。
最大で5日間程度裸眼で生活することができるケースもみられます。
レンズを装着できる年齢に制限はなく、子供から高齢者まで幅広い世代の人が治療できるのも特長です。オルソケラトロジーを行いたいときは、治療経験が豊かな眼科医を選びましょう。